比叡山インターナショナルトレイル50km2019~参戦記

5/25(土)、比叡山インターナショナルトレイル50kmを走ってきました。
3年連続3回目の参戦となるこの大会。あの世界遺産にも登録されている延暦寺を起点に比叡山周辺の山々を走る、何とも贅沢なレースです。しかしコースはそんな厳かな印象とはかけ離れ、50kmで累積標高が3700m(ほぼ富士山と同じ⁉︎)という、鏑木さんからの挑戦状ともいえるコース設定です。
日頃の行いのおかげか、当日は天候に恵まれ過ぎて、午前9時のスタート時点で既に気温は30℃に迫り、予想最高気温は35℃の猛暑日予想。今年は晴れて第1ウエーブ(フルマラソン3.5時間以内)からのスタートだったので、スタート渋滞も少なく序盤は快調に進み、10km地点の1Aを予定通りの100分で通過。足取りも軽く「このペースなら目標の9時間切りもいけるかも」と、思ったのもここまで。いつもより早めに脚が重くなり、花魁エイドで元気をもらって進むも、最初の急登を登り始めると徐々に息が苦しくなり心拍が一気に上昇、両腿が痙攣を始め、20km手前でロードに出た時には両脚が攣りここで早くも2RUNを投入。根本中堂の2Aで冷やしうどんを食べて少し休んで復活したのもつかの間、最難関の横高山の急登で再び脚が攣って動けなくなり、せりあい地蔵前のエイドで休んで何とか登り切るも、下りが全く走れず大幅なペースダウン。

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暑さで意識が飛びそうになるのを何とか踏ん張り、滝寺のガンバフンバ隊の私設エイドでよく冷えた美味しいゼリーと喝をいただき長い上りのロードへ。いつにも増して長く感じたロードを何とか上り切り、下りで体力の回復を図る。仰木の3Aで地元特産の梅しそソーダをいただき、さらにロードを下りコース最低地点で地元の方の私設エイドでよく冷えたソーダと冷たい掛水に助けられ、再び長い上りへ。キツい階段を越え、ようやく最終の横川駐車場の4A到達。コーラ味のカキ氷が最高に美味しく、ボランティアの皆さんから元気をもらって最後のパートに出発。長めの下りをしっかり走ってタイムを稼ぎ最後の登りに賭けるも、もはや体力はスッカラカン。たった2kmの登りが果てしなく長い。ようやくトレイルを抜けたところに待っていたのがこれまでで一番キツいロードの上り。ここで大会のキャッチフレーズ「挑め、己の限界に。」を思い出す。しかし少しづつ聞こえ始めたアナウンスの声が着実にゴールに近づいていることを教えたくれ、最後の気力を振り絞って急な登りのカーブを抜けるといきなり現れる沢山のギャラリー。ゴール直前で先にゴールしていた仲間の声援をもらい、最後はダッシュでゴール!9時間8分25秒の長くて熱い闘いが終わりました。
残念ながら目標の9時間切りは出来ませんでしたが、このコンディションで完走出来たこと、タイムも昨年より7分だけ短縮出来たことは少し自信になりました。ちなみに後日出たリザルトでは参加約600人中79位とこのタイムにしては意外と順位は良かったのは驚きでした。完走率も50%以下のようなので、記録より記憶に残るレースでした。
最後になりましたが、完走を支えてくれたのは、参加ランナーを早朝から夜までサポートしてくれた大会ボランティアや私設エイドの皆さん、応援メッセージや元気玉を送ってくれたチームのメンバー、一緒に走った仲間たちのおかげと感謝しています。本当にありがとうございました。

また懲りずに来年も己の限界に挑みます!笑