ランナーにおススメの飲み物「ココア」、カカオの効能とは~ランニングを科学する㉟

tetsujin
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先日、健康診断の結果が届きました。定期的にランニングをしているので「問題ないだろう」と思っていましたが、LDL値が高いとのこと…。この対策をググッてると「ココア」に辿り着きました。そこで今回はランナーに嬉しい「ココア」の効能をレポートします。




1.ランナーに嬉しいココアの効果

1-1.抹消血管の拡張

ココアに含まれるテオブロミン・フラバノール・プロシアニジンといった成分は末梢血管を拡張し、血流を促す働きがあるようです。全身の血流が良くなれば体全体が活性化されパフォーマンス維持に役立ちそうですね。

1-2.ウォーミングアップ効果が持続

ココアに含まれるカカオポリフェノールがウォーミングアップ効果を持続させる働きがあるようです。特にランニング前にココアを飲めば、ウォーミングアップ後の足の関節の動き(平衡機能)や筋力を持続させ、筋力アップや筋力バランスを改善し、動きやすい身体状態を長時間持続することが可能であるようです。

1-3.酸化を抑制

活性酸素によって悪玉コレステロールが酸化すれば、血管内皮に付着し血栓の原因となります。私のようにLDL(悪玉コレステロール)値が高い方は要注意です。その対策としてココア。ココアに含まれるカカオポリフェノールが酸化を抑制する働きがあるようですので、コレステロールが血管に留まるのを防ぎ、動脈硬化を抑制する効果が期待できるようです。

1-4.日焼けを軽減

ココアにフラボノールという抗酸化作用を豊富に含んだ成分があります。ココアを飲んだグループと飲んでいないグループを分けて実験した結果、ココアを飲んだグループは日焼けダメージにより肌が赤くなるのを軽減されたという報告があるようです。これからの季節には女性には嬉しい飲み物ですね。




1-5.筋肉の炎症抑制

カカオには亜鉛が多く含まれており、亜鉛には皮膚の再生などの働きがあるようです。また、カカオに含まれるポロフェノールには、筋肉の炎症を抑制する働きがあるようです。皮膚の再生&炎症抑制というダブルの効果で、筋疲労を素早く回復させてくれるというわけです。オーバーワークやハードなトレーニングには筋疲労が付き物なので、ココアを飲んで回復しましょう。

1-6.自律神経の調整

ココアに含まれるデオブロミンは、脳内物質のセロトニンに作用する働きがあるため「幸せホルモン」とも呼ばれています。セロトニンにはリラックスやストレス解消に効果があり、自律神経を調整する効果があると言われています。大会前などには就寝前にココアを飲んで副交感神経を優位にして眠りにつくのもいいかもしれません。なおココアに含まれるカフェイン量はコップ1杯で10㎎程度と微量です(コーヒーはコップ1杯で60㎎程度)。レース前のカフェインをしているランナーにも嬉しいですね。

1-7.体重コントロール

ココアに含まれるテオブロミンには、脂肪を蓄積させにくい効果があるようです。抗酸化作用のあるポリフェノールは他の様々な食材にも含まれますが、テオブロミンを含む食材はカカオのみのようです。大会が近づくと体重が気になってきます。市民ランナーでは食事制限も難しいと思いますので、ココア戦略はアリだと思います。



2.ランナーが選ぶココアとは

ココアには「純(ピュア)ココア」「ミルクココア」があります。「ミルクココア」には糖質やミルク成分が含まれており甘くて飲みやすくなっています。

ランナーにおススメなのは「純(ピュア)ココア」です。甘くないので最初は飲みにくいですが慣れてくればビターチョコレート風味を楽しめますし、上記の効果もあるので、トレーニングの一環として摂取するのがよろしいかと思います。ちなみに私の場合、朝・昼・晩の食後にホットココアを飲んでいます。

純ココアが飲みにくい場合は「カラント」のような甘味料を入れるのも良い方法だと思います。是非お試しください。

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