トイレ(小便)対策は?マラソン大会のおしっこ問題~ランニングを科学⑭

今回もマラソン当日でのお話です。中高年ランナーの話を聞いていると、トイレ(小便)について悩まれている方が多いようです。かく言う私もこの「おしっこ問題」については悩んでいました。



カフェインを控えるとかお腹を冷やさないなど色々と対策はあるようです。しかし、これらの方法を試してもダメだった方の為に参考になればと思い投稿いたします。

解決策①「レース中に梅干しを食べる」・・・体内の塩分濃度を高めると血管から水分が出にくくなるようです。発汗で失われるミネラルやクエン酸も補給できるので一石二鳥ですね。ねり梅をチューブに入れた商品もあるのでポケットに入れておくのもいいかもね。

解決策②「ロキソニンを飲む」・・・レース前にロキソニンを飲むと尿意を感じなくなるようですこちら参考。私は足の故障があった時に何度かロキソニンを飲んでレースに出たことがあります。2017年~2018年の間で9大会での検証です。9大会のうち、5大会(神戸、鳥取、淀川、加古川、篠山)でロキソニンを飲みました。これらの大会で小便にいきたくなった回数は、ゼロ!残りの4大会(福知山、土山、徳島、口熊野)でロキソニンを飲まなかったのですが、レース中に小便にいった回数は3大会(福知山は2回もトイレに駆け込みました)。徳島はトイレに行かなかったのですが、暑くて脱水になりかけたので尿意をもよおさなかったのではないかと思っています。「ロキソニン」、効果がありそうです。なお服用にはご自身の責任で、リスクなど充分に注意してください。




解決策③「膀胱トレーニング」・・・頻尿の方の限定ですが、尿意を感じてから5分ぐらい我慢することで、膀胱に小便をためる容量を増やすことができるようになるらしいです。(かんさい情報ネットten~読売テレビ より)

頻尿ではない方が尿意を我慢すると膀胱炎になってしまいますが、頻尿の方は膀胱炎にはならないようです。あまり我慢しすぎて、お漏らししないように気をつけてくださいね。

尚、通常の膀胱は約500mlの小便をためることができるようです。500ml=500gなので、満タンになると結構、重いですよね。膀胱対策で快適なマラソンライフを送りましょう!