ファットローディング~ランニングを科学する⑰

こんにちは、ご無沙汰しております。ローディングといえば、「カーボ」や「ウォータ」ですよね。でもそれだけではないようなのです。今回はファットローディングのお話です。ファット(fat)とは脂質のこと。つまり、レースの前に脂質を摂ることです。レース前に肉類やバターを食べたら気持ち悪くなりそうですが、筑波大学の鍋倉教授は次のようにおっしゃっています。

『研究結果から、運動前の最後に摂った食事の内容によって、ランニング中のエネルギー代謝のバランスが微妙に変化することがわかっています。カーボローディングで糖質を蓄えればそれが優先的にエネルギー源として使われますが、意識的に脂肪を多めに摂る、つまりファット・ローディングを行うと、朝食前に朝ランを行った場合とほぼ同じレベルの脂質代謝効果がもたらされるのです』

 

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それではどんな脂質をどれだけの量を摂ればいいのでしょうか?マラソン大会の前に、少しだけ脂肪を摂るだけでも脂質代謝のスイッチはしっかり入ってくれるという、胃もたれせず、脂肪をエネルギー源にできる食べ物とは何でしょうか?

 

「ずばり、コンビニのロールケーキ!」。お酒が飲めない甘党の方々にはテンションが上がりそうですね。また、甘いものが苦手な方は、チーズなども良いようです。くれぐれも順番を間違わないように、おにぎりや餅などの炭水化物の後に脂質を食べてくださいね。これでレース後半の失速対策になればありがたいですね。

今シーズもそろそろ終盤ですが、レース前のこの食事方法を試して結果を共有しましょう!我がHR-Rでは、このようなちょっとしたテクニックやラン情報を共有することでランライフを楽しんでいます。単独で走られている方々、是非とも一緒に走ってみませんか。ご参加、体験ご希望などのメールをお待ちいたします。