30Kの壁克服の練習方法Vol.2~ランニングを科学する⑳

こんにちは。今回も「30Kの壁」克服の練習方法について書いてみます。

「30キロの壁」を克服するには、頻繁にレースペースで30キロ走を行えばいいのでしょうが、体にダメージを残し体力を消耗させてしまいます。またケガのリスクを高める恐れもあります。ケガなく安全に30キロ地点のような状態になって走り続ける。40キロ走をしなくても、フルマラソンを走り切れる免疫力のようなものを備えていく。

 

そこには練習メニューの組み立て方のコツがあるようです。ただ長い距離を走るのではなく、練習に変化をつけて効果的にレース終盤の落ち込みに耐えられる体をつくるメニュー例を紹介します。

 

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集中力を高めてインターバル
インターバルトレーニングというと苦しく、辛いスピード練習のイメージが強いですね。でもここで言うインターバルは全力で追い込むものではありません。
・フルペースより10秒程度早いペースで2K
・レスト2分(ジョギングでつなぎます
これを10本、行います。
距離を短くして集中力を高めるとともに、本数を増やし分散させることでスタミナを養う効果があります。20キロのペース走では、集中力が落ちて後半崩れてしまう(特に夏場)こともあるので、こちらの方が効果的です。
1キロだと脚筋力やキック力でごまかせてしまい、短距離・中距離走的なフォームで走ってしまいがち。2キロ以上だと長く走り続けられるフォームになるので良いのだそうです。3キロを5~7本などでもオッケー!「集中力が持続できる範囲内の距離×複数本」のインターバルが効果的です。

 

是非、おためしください。次回も「30キロの壁」を克服の練習方法について記載します。