
2020年1月5日、某スポーツメーカー主催の30K練習レースの日。朝起きると熱っぽい…体温をはかると37.5℃。サークルメンバーも参加される練習レースなので何としても参加したかったけど、無理は禁物。
夕方になるにつれて熱は38℃を超えて救急病院へ。インフルエンザに罹患していました。インフルエンザに罹ると心肺機能はどうなるのか、回復にどれくらい日数がかかるのか体験を踏まえてレポートします。
1.インフルエンザかなぁ?
38℃台の高熱が出てから12時間以降、病院に行くと簡単な方法でインフルエンザかどうか判断ができるようです。私の場合、1月5日の早朝から発熱があり、夕方5時くらいに(お正月休みでかかりつけの医院がお休みなので)救急病院へ行きました。
鼻に綿棒を突っ込まれグルグル。15分でインフルエンザに罹っているかどうか検査ができるようです。なお、48時間を経過すると薬が効かないようなのでご注意を。
こんな「検査報告書」をいただきました。1週間程度、社会復帰はできません。
2.インフルエンザ、今回の症状
今回、救急病院でいただいた薬は、
・カロナール錠(200㎎)、5日分
・デキストロメトルファン臭化水素酸塩錠(15㎎)、5日分
3.いつからランニングを開始する?
社会復帰が許された1月12日に軽くJogを5~6キロ走ってみました。特にしんどいわけではなく問題なく走れます。
しかし、Tペース(閾値ペース)などのスピード系の練習をするとインフルエンザの後遺症というか心肺機能が回復していないことに気が付きます。気管支に違和感(咳や痰)があるのでかかりつけのお医者さんに相談すると、
「インフルエンザの後は気管支がダメージを受けているので当然、心肺機能はダウンしますよ。発熱は治まっていても咳や痰が出るのは、身体に存在する菌を出させる作用です。心肺機能が回復するには3~4週間かかりますよ~」…まじか、onz
4.心肺機能が本当に回復しないのか検証
回復に3~4週間とは長い、長すぎる…。本命レースに間に合わない。お医者さんの言うことが本当なのか、実際に検証してみました。
上の表(☝)が、インフルエンザ罹患前(2019.12)のT(閾値)ペース。GAPデータでは「4’18”/㌔」平均です。
下の表(☟)がインフルエンザ罹患後(2020.1.18)のT(閾値)ペース。GAPデータでは「4’30”/㌔」平均になってます。しかも、心肺がしんどすぎて5キロでEND。これ以上、走れません…。
次の表(☟)が2020.1.25、インフルエンザ罹患後の3週間後のものです。GAPデータでは「4’31”/㌔」平均。頑張って6キロまで走りましたが、まだ本来の調子に戻りません。
やっぱりお医者さんの言うことは間違いなかった…。インフルエンザ、おそるべし!
5.まとめ
ほとんどのランナーの皆さんは、11月~3月に本命レースを迎えると思います。当然ながら、この時期はインフルエンザに罹りやすい季節です。
せっかく秋に練習に汗をながして頑張ってきても、インフルエンザに罹れば努力が水の泡ですね。私のようにならないように賢明な皆さんは是非、秋にインフルエンザの予防接種を受けてください。予防接種は、3,500~3,600円くらい。一度、インフルエンザに罹ると救急病院での検査やお薬で4,000~5,000円はかかります。
また、せっかく練習で積み上げてきた心肺機能(ランニングパフォーマンス)が一気に音を立てて崩れ落ちてしまう事態になりますよ。